NAB2005出張記


NAB外観
ハリウッドの町並み
31年生きてきて、初めて海外に行く日がやってきました。今回は会社の業務のための海外、分かりやすく言えば「出張」って奴です。毎年4月ラスベガスにて開催される「NAB」という展示会に行くための海外出張です。

今回は、個人旅行ではなく某社主催の視察ツアーにて行くことになったので、初めての海外でもちょとは安心かな。そんなわけで、今回のスケジュールはこんな感じ。

日付日程
4/17(日)16:00 JAL26便成田発
---日付変更線通過---
9:45 ラスベガス到着
ラスベガス市内視察
4/18(月)NAB会場視察
4/19(火)NAB会場視察
4/20(水)NAB会場視察
4/21(木)13:55 HP(アメリカウエスト航空)110便ラスベガス発
15:08 ロサンゼルス到着
夜・メジャーリーグ視察(アナハイム)
4/22(金)ハリウッド・企業視察
4/23(土)14:20 JAL65便ロサンゼルス発
4/24(日)---日付変更線通過---
17:40 成田到着


4月17日(日)

レッド・ロック・キャニオン いよいよラスベガスに向けて出発。今回の出張である意味一番のたのしみは行きに乗る「成田エクスプレス」だったりするのは悲しい性。約1時間ほどで成田空港到着。空港内にて他のツアー参加者と合流して説明会を受けた後いよいよ飛行機に乗り込む。横で聞こえる仁川行きのアシアナ航空の搭乗案内のアナウンスにひかれる心を振り切ってラスベガス行の飛行機へ。そして日本時間午後4時、ラスベガスに向けて飛行機が離陸。

今まで何度も飛行機に乗ったことはあるが当然ながらすべて国内線。搭乗時間もせいぜい2時間弱。それが今回は9時間45分ものロングフライトである。

ラスベガス到着。長い入国審査の列を抜けいよいよアメリカ本土上陸。そこには目の前に見える看板が全部英語(当たり前か)の世界が。もともと英語は一番の苦手で、就職の際の履歴書に「苦手科目・・英語」と書いたほどの自分としては、ホントにこの中でまともに会話できるのだろうか?

日付変更線を通過したので現地時間ではこのとき17日午前11時頃。まだ展示会開催前日で時間も早いのでホテルにチェックインもできない。そのためラスベガス市内を軽く観光。グランドキャニオンを小さくしたようなところへ行った後、ラスベガス市内のアウトレットモールで昼飯&お買い物。買い物中に見つけたスターバックスにも寄って早速アメリカスタバ行脚1店目。

そしてやっとラスベガスヒルトンホテル到着。長かった一日もやっと終了。今日は明日からの展示会視察のために鋭気を養っておきましょう。

4月18日(月)

4月19日(火)

4月20日(水)

会場内 NAB開幕。会場はラスベガスコンベンションセンター。我々が泊まっているヒルトンホテルのすぐとなり。展示会視察には非常に便利だが、ラスベガスの中心地、いわゆるストリップにいくにはちょっと遠い。そんな場所である。

そんな会場にいよいよ足を踏み入れる。思った通り回りはすべて英語(当たり前か)。一緒に会場を回った仲間の1人が英語が結構できる人だったのでかなりの部分は彼に通訳になってもらったりしてたのでなんとかなったが、相変わらず自分の英語力には我ながら驚いた。もっと英語の勉強もせねば。

なんて思っていると自分のの力が発揮される時がやってくる。会場でみつけた某メーカー。よくみるとハングルが書いてあったりする。そのメーカーの人と韓国語にて会話がスタート。一緒に回った仲間をおいて勝手に会話をスタートしてしまいました。通訳代わりになればとも思ったんですが、相手の韓国の方が日本語が話せる方だったりしたので、あまり通訳の役目はできなかったみたい、っつーか、通訳できるほど韓国語上手じゃあないけど。

ラスベガスの夜景 そんな昼の会場視察も終わり、夜のラスベガスへ。とはいえ、夜は夜で各メーカーの主催の懇親会に出席したりしてるので若干仕事も交ざってはいるのだが。そんなメーカー懇親会では数年ぶりにお会いする某メーカー氏など多くの方とお会いしたりしてそれなりに楽しい時間ではあった。

その後やっと自由時間。ラスベガスの街へ。タワーにのぼり夜景を楽しんだり、ホテル正面のショーを楽しんだり、それなりに夜を満喫して来たつもり。

150ドルそして忘れては行けないのがカジノ。ブラックジャックとかもやりたかったがまだ初心者なので今回はスロットマシーンだけ。カジノ用のコインに変える代わりにクォーター(25セント)コインを直接マシーンに入れるという、現金を直接掛けているという実感の沸く非常に生々しいスロットにちょっと驚き。少しずつ出ては飲まれ、という状態がしばらく続いたのだが、1時間ほどで「500枚」のボーナスと「100枚」のボーナスを立て続けにひき、計150ドルほど引き当てる。投資額80ドルなので差し引き70ドルほどの儲け。まあ、ビギナーズラックでしょうね、今回は。

4月21日(木)

スタジアム全景 展示会はあと1日残っているのだがスケジュールの都合で今日はラスベガスからロサンゼルスへ移動の日。そんなわけでラスベガス空港へ。ここからは国内線によりロサンゼルスへ。さすがはラスベガス。搭乗口のすぐ横にまでスロットマシーンがあったりする。そんなスロットを横目にロス行きの飛行機へ。約1時間ほどのフライトでロスへ到着。日本にたとえると羽田から関空くらいの距離なのか。地図でみるとラスベガスとロスはすぐとなりのように見えるのに。そんなアメリカのデカさを感じながらロサンゼルス空港をあとにしてロス市内へ。本日泊まる「ホテルニューオータニ」へ到着。

スタジアム内 ここで一つの提案が浮かぶ。せっかくロスまで来たから「メジャーリーグ」の試合をみに行かないか? この日はロスでは試合はないが、アナハイムへ行けばエンゼルスの試合をやっている。会社の同僚とその仲間、ツアーで知り合った他の会社の方々と一緒にタクシーに乗ってアナハイムへ移動。試合開始直前に無事到着。試合はエンゼルスとインディアンズの対戦。やっぱりみるならホーム側でしょ、って1塁側に行ったらこのスタジアムはホームが3塁側だったりするのね。

スタンドの前の方 この試合はアメリカンリーグだっけ?ナショナルリーグだっけ?なんて質問してしまうくらいメジャーリーグに疎い自分ではあるが、7回裏にはTake me out to the ball game. を一緒に歌ってメジャー気分。試合の方はエンゼルス劣勢も9回裏に同点に追いつき延長10回、サヨナラホームランによってエンゼルスの見事な逆転勝ち。試合のおもしろさとともにメジャー気分を満喫してきた。

4月22日(金)

ミッキーマウス ハリウッド 今日はハリウッドの編集所などの企業視察の日。訪問する企業は全部で2社、そのうち1社は訪問場所が2カ所に分かれているので合計3カ所の見学会。なのだが、移動時間など空き時間も結構多くハリウッドの観光も結構できた。山にかかれたハリウッドの文字やチャイニーズシアターなどをみて回る。途中のバーバンクのダウンタウンでスタバによってロサンゼルスマグをげっちゅしたのはお約束。

ハリウッドの山 んで、夕食タイム。今日の企業訪問の移動中に会社の上司が見つけたというステーキ屋へ行こう、と仲間を連れて行く。しかしどこにあるのかよく分からない。夕食に同行しているメンバーで昼もその上司と一緒に同行している者は自分だけ。2人で昼の移動中の記憶を頼りにあちこち移動するも結局場所は分からず。最終的にはビバリーヒルズのロデオドライブにあるステーキ店へ。一時はサンタモニカの方まで行きかけながらビバリーヒルズまで戻ったりして迷惑かけましたが最後までいろいろ案内してくれたタクシーの運転手さんには感謝します。 Thank you so mach.

4月23日(土)

4月24日(日)

長かったような短かったようなアメリカ出張も今日が最後。あとはロサンゼルス空港から成田へ帰るのみ。まずは会社の人からいろいろ頼まれたおみやげ類の購入。買う場所、購入品を指定された方々からの物はほぼ指定通りの場所で無事購入。それ以外は空港で考えよう。

空港到着。なかなか順番が回ってこない搭乗手続きはツアー参加者のほとんど最後の方で手続き完了。セキュリティエリア内に入ってから免税店や免税でないショップなどでいろいろおみやげを購入。ついでに飛行機の中用のミネラルウォーターを買ってアメリカでの買い物すべて終了。搭乗時刻まで搭乗口前でゆっくり休みましょう。

やっと飛行機搭乗。行きは9時間ほどだった飛行時間も帰りは11時間ほど。行きよりも2時間も長いフライト。日本の新聞の衛星版と飛行機内で流れるオーディオと機内食で11時間過ごすのは結構ツライ。

11時間のフライトの末、やっと成田到着。入国審査をすぎて荷物を受け取りツアー主催者に挨拶をしてツアーは解散。あとは大宮駅までのONライナーに乗って大宮駅に到着。これで6泊8日のNAB視察ツアーも無事終了。


まとめ

一言で言って、そのスケールの大きさに圧倒されて帰ってきた、という印象である。幕張メッセの何倍もあるような広い会場に世界中のメーカー、ユーザーが集まっている会場は圧巻であった。以前に視察に行った諸先輩方より「ほとんど休んでるヒマなどない」と言われていったのだが、まさに休むヒマもなく会場内を回り続けた3日間であった。それでもすべてを回り切れたとは言い切れない。もしかしたら回りきれなかったところに意外な掘り出し物があったかもしれない。スケジュールの都合でやむを得ないのだが、その点がちょっと残念でならない。また機会があったら、ぜひ参加したいと思う。

自分にとって生まれて初めての海外。英語が苦手な自分にとっては異次元の世界。ホントに無事に1週間過ごせるのか不安であったが、なんとか無事に過ごすことが出来ました。今回はツアーでの参加だったので、次回は個人旅行で行ってみたい。


written by K.TAKA