2002.9.19〜22 北海道遠征

2年前にはともにJ2で戦ったレッズとコンサドーレのJ1での対決。昨年は札幌まで行けなかったので、自分にとっては初めてのJ1での札幌。6月にはワールドカップの会場として使用された札幌ドームでの対決である。というわけで、今年の自分の夏休みは最初からここに照準を合わせていた。まあ、現実問題として8月いっぱいまでは取れることはなかったのだが。そして予定通りここで夏休みをとり、北海道遠征が実現した。

今回は2年前の北海道遠征の際に加入した「ANAマイレージ」がたまりにたまってめでたく15000マイルを突破したのを記念して、「羽田−千歳」の航空券はマイレージの特典航空券を利用することにした。これで往復の飛行機はタダ。あとは道内の移動の交通費と宿泊代のみという破格の値段での北海道遠征が実現した。


9月19日(木)

午前6時発の空港バスにて羽田空港へ。首都高の渋滞で約10分ほど遅れて羽田到着。数日前の首相の訪朝を受けて羽田空港は厳戒態勢....かと思ったがいつもと変わらぬ羽田空港。そんなわけで私も毎度のごとく、京急改札横のスターバックスにて休憩。

スーパーホワイトアロー 午前9時発の全日空57便にて千歳空港へ。やはり朝のラッシュか、飛行機も大渋滞。滑走路に入るまでに4機ほど待った末にやっと離陸。途中、TDR、猪苗代湖、十和田湖、陸奥湾あたりを見下ろしながら、新千歳空港へ。少々涼しめの北海道へ到着。さあ、いつものことで、ここからの交通手段など何も考えていません。結局、快速エアポートに乗るべく新千歳空港駅へ。待ってた電車は羽田からの客でいっぱいだったので1本待つことに。するとやってきたのは「スーパーホワイトアロー」の車輌。新千歳空港−札幌間は「快速エアポート」として走るので特急券も不要でこの車輌に乗れます。というわけで、これに乗って札幌まで。

札幌にて昼食後、道内1店目「札幌パセオ店」にて休憩後、小樽へ。高速バスに揺られながら小樽まで。ホテルにチェックイン後、3年振りの小樽市内観光。明日借りるレンタカーの店舗の場所を確認するついでに小樽運河方面へ。そこからおたる散策バスにて北一硝子、マイカル小樽方面へ。マイカル小樽の中はかつての名物店舗がのきなみ撤退、規模縮小をしており、非常に閑散としているといった印象を受けた。

夕食、ホテルが寿司屋通りの目の前ということで某寿司屋へ。

乗車した列車・バス

  1. 京急バス
    西武バス大宮営業所 6:00 〜 羽田空港 7:40
  2. 全日空57便
    羽田空港 9:00 〜 新千歳空港 10:35
  3. 千歳線「快速エアポート113号」
    新千歳空港 11:19 〜 札幌 11:55
  4. JR北海道バス「高速おたる号」
    札幌 〜 小樽

9月20日(金)

ニセコ駅 今日はレンタカーを借りてニセコから積丹半島をぐるっと1周する予定。いろいろ遠征を続けているが、遠征先でレンタカーを借りて走るのは実は初めてだったりする。日旅のキャンペーン企画で借りたレンタカーなので車種などはあまり期待はしていなかったのだが、予想に反してやってきたのは1800CCの車。自分の普段の車でさえ1500CCなのに。これで3,900円は結構もうけもの。なんて考えながらニセコへ。

コースは、小樽周辺とニセコ周辺の地図をみるとR393というものがある。まともにR5を使ってもおもしろくないのでR393を通っていく。しかし、赤井川までやってきて重大なことに気づいた。そう、この道路、山越えの区間は未だ未開通だったのである。仕方なく、道道36号で余市へ戻りここからR5でニセコまで。

神威岬 途中でニセコ駅に寄りながらニセコの山のほうへ。冬ならこの辺一体はスキー場になるところ。神仙沼などに寄りながら岩内まで。ここからは山とはお別れして海沿いのコース。とはいえやはり北海道の大自然。確かに向かって左側は海だがすぐ右はもう山、まさにそこは断崖絶壁。その中を通る車といえば自分の車1台だけ。ここでこの車がそのまま海に落っこちてもしばらく発見されないんじゃないかな。そんなことを考えながらの海岸線ドライブである。確か数年前の道路地図にはなかったような道路を通り積丹半島の先端、神威岬へ。

豊浜トンネル 神威岬近くの店で昼食後再び積丹半島ドライブ。ここでやってくるのが、'96年に大災害の発生した豊浜トンネル。当時、卒論を書きながらもテレビのニュースに見入っていた、あの場所である。トンネルは新しい物ができあがっており、その横には慰霊碑が建てられていた。

そんなこんなで小樽市内に無事帰還。車を返却後、快速エアポートにて再び札幌へ。

夕食、狸小路の某ラーメン店へ。非常に濃い味のラーメンでした。その後は2店目「札幌パルコ店」にて。ここで札幌タンブラーげっちゅ。さっきの濃いラーメンが残っていたので、ダブルショットで買うのはやめた上にバニラシロップをつけてみたりして。

ドライブコース

乗車した列車・バス

  1. 函館本線「快速エアポート170号」
    小樽 16:34 〜 札幌 17:06
  2. 札幌市営地下鉄南北線
    さっぽろ 〜 大通

9月21日(土)

今回の北海道遠征のメインイベントの日。というわけで札幌ドームまで。3店目「札幌グランドホテル店」に寄りながら札幌駅まで歩き、東豊線に乗り福住へ。そこから約10分ほど歩いてドームまで。しかしかやりここはアウェイ、ドームに着いてから入場ゲートまでが遠い。ドームの外周を約半周ほど歩かされてやっと入場ゲートへ。

札幌ドーム 初めて入った札幌ドームは、思ったより中が暗いという印象。フェンスなどが「野球用」に作られているので照明も野球用に作られていてサッカー用にはできていないのではないか、なんて考えてしまう造りである。あまり中はうろつかなかったが(というか、アウェイですからあまり自由には動けません)、機会があればもっと全体の様子をみてみたいものだ(って、次はいつ行くのか.....)

試合の方は2−1にてレッズの勝利。かつては「アウェイにおまえが行くと負ける」などといわれ続けた私もこれで今季アウェイ3勝目。やっとその汚名は返上されたか、と喜びつつも、ここはアウェイ。その喜びは内に秘めながら札幌サポーターが多く乗車するシャトルバスにて白石まで。ここから函館本線で札幌駅へ。

夜、某、時計台のラーメン屋(って、店名言ってるようなもんじゃん)。割引券で5%引き。4店目「札幌南一条店」の後なぜか「銀だこ」にも寄ってみたり。

乗車した列車・バス

  1. 札幌市営地下鉄東豊線
    さっぽろ 〜 福住
  2. JR北海道バス(シャトルバス)
    札幌ドーム 〜 白石
  3. 函館本線普通
    (函)白石 16:58 〜 札幌 17:05
  4. 札幌市営地下鉄南北線
    さっぽろ 〜 大通

9月22日(日)

今日の予定は全く考えていなかったのだが、いろいろ考えた末、札幌郊外の「開拓の村」へ行く。北海道の開拓使時代のさまざまな建造物が集まっているところで、さしずめ「北海道版明治村」とでもいったところか。小樽新聞の建物の中には北海道の新聞の歴史が展示してあったり、ミニ博物館といった要素もあり、予想以上に楽しめるところだ。

「開拓の村」ここで予想以上に時間を使い、札幌駅に戻ってきたときにはもう2時近く。最後に一軒残った「札幌ロビンソン店」に寄って道内制覇した後札幌駅へ。ここから高速バスにて新千歳空港へ。昨日の戦いの場「札幌ドーム」の横を通って新千歳空港へ。家や会社などにおみやげを購入後、一時休憩。ここで道内から書く最後の日記を更新。

全日空68便にて羽田空港へ。東京の天候がよくないためか、途中少々揺れながらの羽田到着。ここからは毎度おなじみの大宮行き高速バスにてさいたま新都心まで。これで私の北海道遠征も無事に終了。

乗車した列車・バス

  1. 札幌市営地下鉄東西線
    大通 〜 新さっぽろ
  2. JR北海道バス
    新札幌 〜 開拓の村
  3. JR北海道バス
    開拓の村 〜 新札幌
  4. 札幌市営地下鉄東西線
    新さっぽろ 〜 大通
  5. 札幌市営地下鉄南北線
    すすきの 〜 さっぽろ
  6. 北都バス
    札幌 15:00 〜 新千歳空港 16:30
  7. 全日空68便
    新千歳空港 18:35 〜 羽田空港 20:05
  8. 西武バス
    羽田空港 20:55 〜 さいたま新都心 22:00

まとめ

2年ぶりの北海道。今回はレッズの勝利もさることながら、一番の思い出は「レンタカーでの積丹半島ドライブ」です。断崖絶壁の中を切り開いたような道路を通ったかと思うと、果てしなく続く直線道路に通る車は自分の車だけ、こんな道路を走るなんて、東京近辺ではあり得ないことでしょうね。しかし、このような大自然を目の前にしても時計ばかり気にしてしまう自分というものが非常に空しくなってしまう。そんなことを考えながらの旅でした。


written by K.TAKA