1999.6.21 雁坂越えドライブ


埼玉と山梨を結ぶ「雁坂トンネル」が開通してから1年。新しもの好きの私がまだ一回も行っていないというのも何なので、一回くらい行ってみよう。そんな理由だけで今回のドライブは決行された。これくらいならいつでも出来そうなのだが、土日だと混みそうだったので今回のような平日の休日を利用して行くことにした。


今回のドライブコースは、以下の通りである。

大宮→(R16)→川越→()→日高→(R299)→秩父→(R140)→雁坂トンネル→甲府
甲府→甲府南I.C→(中央高速)→高井戸I.C→(首都高速)→与野

そして、ドライブにはつきものといえば、BGM。....といっても私の場合、関東を抜け出した場合は地元ラジオがBGMになってしまうのだが、一応何本かカセットを(MDは持ってないし、車ではCDは聞けないし.....)用意した。


秩父までのコースは私が秩父に行くときの定番コースとも言えるくらい、何回も走っているコースである。特に沿線の高麗川は、小学生時代のソフトボールチームの夏のキャンプで行ったところでもあり、もうおなじみといってもいい。
高麗川のキャンプ地をすぎて巾着田をすぎるとR299に合流する。ここからは西武秩父線と併走しながら秩父へ向かう。ここの隠れた名物と私が勝手に決めてるのは、生け垣で「R299」という文字が書かれている地点である。正丸トンネルの手前あたりにあるのだが、今日はあまり文字がはっきり見えなかった。ちょっと残念。
正丸トンネルを過ぎるとあっという間に秩父。ここまで所要時間は約2時間。毎日の通勤時間とほぼ同じくらいの時間で秩父まで行けてしまうことにちょっと複雑な気持ち...。

秩父までは勝手知ったる道もここからはほぼ未知の世界。R140通称「雁坂みち」、別称「彩甲斐街道」を進む。どーでもいいけど、「彩甲斐街道」って名前、なんとかならないものかなあ。道路にも埼玉県側にはしっかりと「彩甲斐街道」って書いてあるし。(その割には山梨県側には全く書いてなかった。)個人的には埼玉の名称に「彩」の文字を使うのは嫌いなんだよねえ。浦和・大宮・与野の3市合併後の市の名前に「彩」の文字を使うなんてことはないだろうねえ。まあ、この話は今回のドライブとは関係ないからこれくらいにしておこう。なお、このページでは「雁坂みち」のほうを使わせてもらいます。
「雁坂みち」には3つの「道の駅」がある。埼玉県側に2カ所、山梨県側に1カ所。その中の一つ「大滝温泉」には、なんと道の駅の中に温泉があるのだ。今回は温泉には入ってこなかったが、温泉好きな人は一度入ってみるのもいいかもしれない。
そんなこんなしていると三峰神社方面との分岐にさしかかる。もちろん、三峰神社方面に行っても雁坂へは行けるのだが、今回は新しくできた道の方を行く。この道は雁坂トンネル開通時はまだ工事中の道で、実際に開通したのはもっと後の方であった。しかし、実際通ってみるとまだまだ工事中の所だらけだった。やはり埼玉県側の道路はまだまだ未整備のようだ。
そんな工事中の道の中、突然大きな橋にかかる。これが「雁坂みち」名物の大ループ橋である。この大ループを通過する間に、なんと60Mも上る(埼玉→山梨の場合)のである。ここはぜひ一度通っておくべきでしょう。
しばらく進むといよいよトンネル。「さあ、雁坂トンネルだ。いや、違った。」こんなことが何度あっただろう。なかなかもったいぶらせる道なのだ。そんなことを十数回繰り返しているうちに、ここから有料道路という標識が。ここからいよいよ本当に雁坂トンネルである。あれだけもったいぶらせたトンネルであるが、いざ通ってみると、ほんの数分で通過してしまう。トンネルを抜けると雪国ではなく料金所。710円払う。領収書には「山梨県」の文字が。そう、そこはもう山梨県なのです。

雁坂トンネルをすぎると工事中だった埼玉県側とはうってかわり、整備された広い道が続く。ここから車内のBGMがカセットテープからYBSラジオへと変わるのは私のお約束。.....なんてことをしながら合計約4時間で甲府市に到着。ちょうどお昼の時間。ほうとうを食べてから中央高速で帰る。そうそう、甲府南I.C に行く途中にヴァンフォーレ甲府のホーム、小瀬スポーツ公園があったのでチェックしておきました。もしかしたら来年ここに来てるかも。えっ!^^;


まとめ

雁坂トンネルはぜひ一度走ってみたかった道路だった。だから、今回のような平日の休日をうまく利用して計画したドライブだった。「この日しかない」という日に行ったのでかなりあわただしい旅になったが、それなりにドライブは満喫してきたのでまあよかったかな。

今まで、鉄道の旅を中心に書いてきた旅行記であるが、今回は初めてのドライブ旅行記をまとめてみました。今後は、列車の旅行だけではなく、こういうドライブも旅行記としてまとめてみましょう。


written by K.TAKA